へっぽこ信者diary

趣味について不定期に書きます

常木耀編のはなし【その1】

 宮前先輩の誕生日だった。(過去形)セイレン放送からかれこれ3年も経った。

セイレンといえば、常木編のエンドが当時話題だった。それもいい意味ではない方向で。かく言う自分も当時あの終わり方に怒りを覚えた。何年も待って放送日まで期待していた新作。それがビターな終わり方だったからだ。しかし今ではあの終わり方は正解なのかもしれないと思っている。

  アマガミSSの梨穂子編、セイレンの常木耀編、この二人は結ばれていないゲームでいうナカヨシENDに近い終わり方をしている。

梨穂子は純一と結ばれず。正一は常木に近づけず。

梨穂子のファンには申し訳ないかもしれないが、アニメの終わり方はあれで「これは正しい」と自分は思っている。なぜなら「ラブコメではヒロインと主人公が必ず結ばれるもの。」と思っていた自分の常識を打ち破ってくれたからだ。なので、あの終わり方で納得がいく。また、ヒロインの梨穂子視点で物語が語られることが多かったもの自分には新鮮だった。

 

だが常木編は少し変わっている。梨穂子編に反して常木編は主人公、正一の視点が多い、正一が耀と仲良くなろうとするが、彼女がどんなキャラクターなのか最後までよく分からず、終始つかみどころがない。

 

時折二人の仲が進展してそうな描写があるが、かといってそれで結ばれたとしても説得力があるとは言い切れない。例えるなら仮面を被ったままの絢辻さんと過ごしているような違和感が常に付きまとっている。本性が見えないキャラ。

 

よくわからないヒロインである。

 

じゃあ何者か?耀はどちらかというと、梅原や柊、郁夫のような友人ポジに近い雰囲気を持ってるんじゃないかと考える。

寿司屋でバリバリ働くけど、ゲームしてたりする梅原。モテるけど彼女がいない柊。

セイレンで一番かわいいのに好きな子に振られる郁夫。

  学内のヒエラルキーが高そうで高嶺の花と思わせ、家事勉強はダメダメ、でも料理は得意。同学年の男友達と遊んでそうで実は子供とゲームしてたり、他のヒロインに対していろいろ知っていたりする。描写が増えれば増えるほど、ヒロインというよりは友人ポジションのキャラクターであると思ってしまう。

もしかしたら、常木編はメタ的に言えば梅原ENDと同じようなものなのかもしれない。

友人ルートはどの作品にもない、だから結ばれないのである。ラストの帰国も旧友との再会。それ以上でも以下でもない。

 

だから、結ばれなくて正解。

 

というのが自分なりの考え。深夜のテンションで書いたりしているので伝わりにくいかもしれない。セイレンに関しては思ってること沢山あるが、上手く言葉に言い表せない。文才のなさが歯がゆい。

 

まだまだ考えが浅いのでまとまり次第その2も書こうと思う。

 

 

 

あとセイレン公式サイトのキャラ紹介サムネがガタガタなの何とかなりませんかね?